南三陸町民憲章(平成22年11月制定)

 合併5周年の節目の年にあたり、町民一人ひとりに南三陸町への誇りと愛着を持っていただくとともに、町民の一体感を醸成するために、「南三陸町民憲章」を新しく制定しました。

南三陸町民憲章

憲章の構成

 町民憲章は、「制定趣旨」と「憲章(本体)」で構成しており、憲章そのものは「前文」と4文節からなる「本文」で構成しています。

基本的な考え

町民憲章を制定するにあたり、次の事項に配慮した内容としました。

  • 恒久的に町民の心の拠り所となる共通の目標であること。
  • 町民にとって身近で親しみやすく印象深く感じられること。
  • 音読したときに心地よく耳に入ってくること。
  • 簡潔でわかりやすいこと。

協働によるまちづくりを念頭に町民参加による制定を目指し、広く町民の皆さんから町民憲章に関するキーワードや意見を募集したほか、町内の学識経験者等で構成する「南三陸町町民憲章検討委員会」を設置し、素案の検討を行いました。

皆さんから募集したキーワードでは、「海」「山」「川」といった自然に関するものや「絆」「優しさ」「暖かさ」などの人柄に関するものが多く寄せられました。 応募のあったこれらのキーワードは、検討委員会における素案策定の際に参考として活用しました。

町民憲章の解説

 町民憲章は町民一人ひとりの生活目標として、今後多くの皆様に親しまれるよう広く啓発していきます。

制定趣旨について

平成十七年十月、志津川町と歌津町がひとつになり、南三陸町が誕生しました。わたしたち南三陸町民は、豊かな自然と人々の絆を大切にし、希望にあふれる未来を拓くため、ここに町民憲章を定めます。

 【説明】
 志津川町、歌津町が合併したことを「ひとつになり」ということばで表現しました。また、私たちの生活に密着し、山と海の恩恵を与えてくれる豊かな自然環境を守り、生活していくうえで最も重要な人々の「絆」や「つながり」を大切にしながら、希望にあふれる南三陸町の輝かしい未来を拓いていくことを目指すこととしています。

前文(リード文)について

わたしたちは、この素晴らしい町に暮らしながら共に成長してゆくことを願ってここに、希望の姿をうたいます。

 【説明】
 志津川町、歌津町が合併したことを「ひとつになり」ということばで表現しました。また、私たちの生活に密着し、山と海の恩恵を与えてくれる豊かな自然環境を守り、生活していくうえで最も重要な人々の「絆」や「つながり」を大切にしながら、希望にあふれる南三陸町の輝かしい未来を拓いていくことを目指すこととしています。

本文について

第1節
海のように広い心で魚のようにいきいき泳ごう
光の射しこむ青い海の中で魚の群れがいきいきと泳いでいる海中を写した写真

【説明】
 おおらかに広がる海の姿に、日々の暮らしを受け入れる心の持ち方を重ねながら、南三陸の海をいきいきと泳ぐ魚のように、健やかに心身を育み、向上心を持って活力ある生活を営もうという姿勢を表しています。

第2節
山のように豊かな愛で繭のようにみんなを包もう
後方に山が見え、手前には田畑が広がり、その奥に民家が並んでいる緑豊かな町の風景を写した写真

 【説明】
 様々な生命を内包している山の寛容さに、他者を受容する心の大きさを重ねながら、この町の歴史に残る繭のように、細やかな優しさをすべての人に向けてゆこうという姿を表しています。

第3節
空のように澄んだ瞳で川のように命をつなごう
青空に白い雲が浮かび、手前にはつつじの花が満開に咲き、遠くには眼下に緑豊かな山並みやその奥に海が見える美しい風景を写した写真

【説明】
 緑ゆたかな町並みの上に広がる空の美しさに、物事を純粋な視線で見つめることの尊さを重ねながら、町の中を流れる幾つもの川の恒久的な姿に命のつながりを感じるように、協力して絆を深めようという思いを表しています。

第4節
大きな自然の手のひらに抱かれている町 南三陸
遠くに山並みが見え、海を挟んで手前には町並みが広がっている様子を写した写真

【説明】
 海と山に抱かれている、この恵み多いふるさとに改めて目を向け、その恩恵に感謝しながら、敬愛の心をもって生きてゆこうという誓いの心を表しています。

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