日本初の嚢頭類(のうとうるい)化石が発見されました!
東北大学総合学術博物館の調査により、南三陸町歌津の館崎北方に分布する大沢層から、
日本初の嚢頭類化石が発見されました。
嚢頭類は、前期シルル紀から後期白亜紀まで生息した、節足動物に属する絶滅動物ですが、
謎の多い、研究途上の生物グループです。今回の発見は、日本からの初産出報告であり、
また、アジア東部からは南中国についで2例目、前期三畳紀の地層からはマダガスカルについで
2番目の産出記録です。嚢頭類の進化や古生物地理に関する新たなデータを提供する、重要な発見と考えられます。
詳しくは、東北大学総合学術博物館ホームページ「WHAT'S ON AT THE MUSEUM」
日本初の嚢頭類(のうとうるい)化石を南三陸町で発見! | 東北大学総合学術博物館 をご覧ください。
写真説明
キタカミカリス・ウタツエンシス(マイクロカリス科の新属新種)
甲皮の長さは20ミリメートルから35ミリメートルで、表面には縦方向の細かな肋(ろく)が多数発達しています。
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