くもたき（まちしてい　めいしょう）
蜘蛛滝（町指定・名勝）

　穴滝よりも下流側にあり、上下数段に分かれて流れ落ちる滝で、弘法大師空海が開いた行場だと伝えられています。この滝には大きな土蜘蛛が住んでいて、修行中の行者をたびたび悩ましたということから「蜘蛛滝」の名が付けられました。また、滝壷の右側にある岩崖には、かつて行者が掘り込んだとされる線刻の不動明王の磨崖仏が残っています。