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いりやのしゅらがたきんま(まちしてい いりやみずくちさわ)
入谷の修羅型きんま(町指定 入谷水口沢)

入谷の修羅型きんま(町指定 入谷水口沢)

 入谷八幡神社の鐘撞き堂の床下から発見されたY字型の大型の橇(そり)。「きんま」は「木馬」の意味。ケヤキの幹が二股に分かれた部分をそのまま利用しており、古墳時代から巨石の運搬に使われてきた「修羅」と呼ばれる形式の橇です。明治四十三年に忠魂碑の石材運搬のために用意されたもので、全国的にも数少ない現存事例です。蛇のようにスルスル進むようにという意味か、先端は蛇に似せて眼、鼻、口の細工が施してあります。

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