原子力災害対策における広域避難等計画の策定について

南三陸町では、平成27年8月7日付けで「原子力災害対策における広域避難等計画」を策定しました。

 計画の目的

町の区域の一部が東北電力女川原子力発電所に係るUPZ(緊急時防護措置を準備する区域)の区域内にあることから、原子力災害が発生し、当該区域内の住民の方々等について避難等が必要となった場合における避難誘導のあり方等をあらかじめ定め、災害応急対策として有効な防護措置の実施を確立すべく定めたものです。

 計画策定の根拠等

この計画は、次の計画等に基づき策定しています。

  • 防災基本計画(原子力災害対策編):平成27年7月中央防災会議
  • 南三陸町地域防災計画(原子力災害対策編):平成26年3月南三陸町防災会議
  • 避難計画[原子力災害]ガイドライン:平成26年12月宮城県

なお、今回の策定にあたっては、計画の特殊性等に照らし、南三陸町防災会議及び南三陸町安全・安心なまちづくり推進会議の意見を聴く等しています。

また、東日本大震災による避難の状況等を踏まえ、UPZ圏内における実際の居住人口・世帯数、避難に用いる自家用車の台数等について把握することを目的とした「UPZ居住者調査」も実施しています。

この計画に定める広域避難先施設等

この計画では、UPZ圏内の住民の方々の避難先として、登米市様のご理解とご協力をいただきながら、次の4施設を設定しています。

  • 旧善王寺小学校 登米市米山町字善王寺石神68番地(戸倉地区の方々を優先に割り当てる予定の施設)
  • 善王寺コミュニティセンター 登米市米山町字善王寺新沼田15番地(戸倉地区の方々を優先に割り当てる予定の施設)
  • 中津山公民館 登米市米山町中津山字清水11番地54(志津川地区の方々を優先に割り当てる予定の施設)
  • 中津山小学校 登米市米山町中津山字城内前4番地(登米市津山町内仮設住宅団地の方々を優先に割り当てる予定の施設)
 退域検査ポイントと避難所受付ステーションの経由

実際の避難にあたっては、退域検査ポイントと避難所受付ステーションを経由していただくことが基本となります。それぞれの設置予定場所等については、今後、町広報紙等によりお知らせします。

  • 退域検査ポイントとは 避難車両、住民の方々自身、携行品等について、避難退域時検査(放射性物質の付着状況の検査)を行うため、県が国及び防災関係機関等と連携し設置します。実際の設置場所については、原則としてUPZの外側とされ、県が、避難経路等を勘案した上で、国及び関係市町と協議してあらかじめ定めることとされています。
  • 避難所受付ステーションとは 実際の避難先となる施設の指示が行われる場所で、避難先自治体に設置されます。

原子力災害対策における広域避難等計画(全文)

計画の具体の内容については、次のデータをご確認ください。

 原子力災害対策における広域避難等計画(平成27年8月:南三陸町).pdf [2230KB pdfファイル]