○南三陸町知的障害者グループホーム体験ステイ推進事業実施要綱

平成29年3月31日

告示第42号

(目的)

第1条 この要綱は、知的障害児(者)又は重症心身障害児(者)(以下「知的障害児(者)等」という。)の地域での自立生活移行を推進するため、グループホーム等での生活訓練を体験する事業(以下「事業」という。)を実施することに関し、必要な事項を定めるものとする。

(事業実施主体)

第2条 この事業の実施主体は、南三陸町とする。ただし、事業の目的を達成するために適当と認められる社会福祉法人等(以下「委託事業者」という。)に事業に係る業務を委託するものとする。

(対象者)

第3条 この事業の対象となる者は、町内に居住する満15歳以上の知的障害児(者)(以下「対象者」という。)であって町長が必要と認める者とする。

(事業内容)

第4条 この事業は、地域での自立生活を希望する対象者に対し、グループホームの空き居室、定員以外の空室及びこれに準じる環境の整備された施設の居室等の利用(日中活動を除く。以下「体験ステイ」という。)を通して、自立生活への支援を行うものとする。

2 対象者が利用することのできる体験ステイは、1年度当たり15泊を限度とする。

(実施計画書)

第5条 委託事業者は、事業内容及び利用予定者名を記載した南三陸町知的障害者グループホーム体験ステイ推進事業実施計画書(様式第1号)を町長に提出しなければならない。

(利用の申込み)

第6条 事業を利用しようとする対象者及びその保護者等(以下「申請者」という。)は、南三陸町知的障害者グループホーム体験ステイ推進事業利用申込書(様式第2号。以下「申込書」という。)により町長に申し込まなければならない。

(利用の決定)

第7条 町長は、前条の規定による申込みを受けた場合は、対象者の状況及び他のサービスの利用状況等を精査し、委託事業者と協議の上、事業の利用の可否を決定して、南三陸町知的障害者グループホーム体験ステイ推進事業利用承認(不承認)決定通知書(様式第3号)により申請者に通知するものとする。

2 町長は、前項の規定により利用の承認を決定したときは、当該利用の承認を決定した者(以下「利用者」という。)に係る、申込書の写しを委託事業者に送付する。

(委託事業者による利用前の聴取等)

第8条 委託事業者は、前条第2項の規定により申込書の写しの提出を受けたときは、体験ステイの利用前に利用者の心身状況、社会性等を、保護者等から聴取することができるものとする。

2 委託事業者は、利用者が体験ステイを利用する前までに支援計画書を作成し、内容について利用者の同意を得なければならない。

(実施状況報告)

第9条 委託事業者は、毎月10日までに前月分の実施状況を南三陸町知的障害者グループホーム体験ステイ推進事業実績報告書(様式第4号)により町長に報告しなければならない。

2 町長は、委託した業務の実施状況が適切に遂行されているか確認する必要があると認めるときは、委託事業者に対し随時報告を求め、実地に調査し、又は必要な指示をすることができるものとする。

(費用の負担)

第10条 町長は、委託事業者の請求に基づき、別表第1に定める利用基準額から別表第2に定める利用者負担額を減じた額を負担するものとする。

2 利用者は、体験ステイをしたときは、別表第2に定める利用負担額及び体験ステイにおいて必要となった食費等の必要経費を委託事業者に直接支払うものとする。

(その他)

第11条 この要綱に定めるもののほか、事業の実施に関し必要な事項は、別に定める。

この告示は、平成29年4月1日から施行する。

別表第1(第10条関係)

利用基準額

区分

基準額

知的障害児(者)

重症心身障害児(者)

1泊の利用料

1泊2日

10,000円×利用日数

(基準額)

1泊2日

20,310円×利用日数

(基準額)

1回の送迎加算

1回550円×利用回数

※1回の体験ステイ利用につき2回(1往復)までとする。

別表第2(第10条関係)

利用者負担額

区分

利用料金

1泊の利用料金

1,000円(生活保護世帯 0円)

1回の送迎加算

50円(生活保護世帯 0円)

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南三陸町知的障害者グループホーム体験ステイ推進事業実施要綱

平成29年3月31日 告示第42号

(平成29年4月1日施行)