平成26年度以降における防災訓練の実施日を決定しました

東日本大震災前においては5月24日(チリ地震津波の日)に、東日本大震災後となる平成24年度と平成25年度においては9月1日(国の防災の日)に実施してきました南三陸町の防災訓練について、平成26年度以降においては、次の日程により実施することとして決定しました。

防災訓練の実施日は11月5日以後直近の日曜日とします(平成28年度は「11月6日」に実施します)

平成26年度以降の毎年度「11月5日以後に初めて訪れる日曜日」に実施します。ただし、その日曜日に選挙が執行されるなど極めて特殊な事情がある場合には、その次の日曜日とします。

この決定により、平成26年度以降、平成30年度までの5か年度としては、上記ただし書の適用が必要な場合を除き、次の日程によることとなります。

平成26年度は11月9日の日曜日、平成27年度は11月8日の日曜日、平成28年度は11月6日の日曜日、平成29年度は11月5日の日曜日、平成30年度は11月11日の日曜日に実施

 11月5日は何の日?

11月5日は、津波対策の推進に関する法律に定める「津波防災の日」です。

この津波防災の日は、国民の間に広く津波対策についての理解と関心を深めるために設けられた日で、国及び地方公共団体は、この津波防災の日において、その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めることとされています。

11月5日を基準とする理由

南三陸町は、過去の津波災害、とりわけ東日本大震災における経験・教訓、その伝承といったことについて考えた場合、地震及び津波への備えは引き続き強力に進めていく必要があります。特に、地震については、緊急地震速報といった情報は提供されるものの、十分な対応を可能とする時期であらかじめ発生が予想され得る事象ではなく、常日頃から個々人の心身共の備えが求められます。

住まいの高台移転が進む今後、地震及び津波といった事象、更には年月が経過することによりそうした歴史への意識の低下が進むことも懸念されます。

こうした点を踏まえ、災害には様々な事象は存在するものの、やはり極めて甚大な被害を及ぼすことが予想される地震・津波災害への備えを進め、自助、共助及び公助の確立を図ることを目的として、国の津波防災の日である11月5日を基準とした日程により実施するものです。

 その他日程の検討に当たって特に着眼した点など
  • 従来の「朝の1時間程度の実施」や「津波からの避難といった訓練内容」に限定しないものとしました。
  • 従来の5月24日(チリ地震津波の日)や6月12日(みやぎ県民防災の日)、9月1日(国の防災の日)といった「日付の指定・固定化」に限定しないものとしました。
  • 全地区の町民の方々が、それぞれ意義や目的を持って参加できる訓練を実施するものとしました。
  • 要配慮者ともなる観光客の方々の参画も可能とし、安全・安心なまちづくりの啓発・発信にも寄与し得るものとしました。
  • 曜日の固定化に伴う懸念(企業の参加など)については、可能な限り早い時期において周知啓発するなどし、積極的な参画を強く促すものとしました。