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じゅうにのおそなえ
十二のおそなえ

十二のおそなえ

 南三陸町には、正月に「十二のおそなえ」と呼ばれる供物を供える風習があります。年越しの際に膳や盆に段重ねのお供え餅を置き、その周りに丸餅を12個並べます(地域によって12個の餅を並べるだけであったり、重ねて置いたり、添え物として串柿(干し柿)や栗を添えたりと様々ですが、12個の供え餅を飾ることに変わりはありません)。供える場所は神棚の前や歳徳神(トシトクジン)の棚の下などで、12という数は12カ月(1年)になぞられたものと考えられます(うるう年には13個並べる地域もあります)。

【「志津川町誌」使用写真より】

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