その4 シキの加工

 前回(その3)墨をひいた線にあわせて、シキの加工を行います。使用する道具は、チョーナと斧です。下の写真は墨の線を確認しながら、チョーナで木を削っているところです。

 チョーナは叩くように木へ打ち付けて削る道具で、持ち手部分は約1年かけて曲げた桑の木で作られています。チョーナの持ち手が曲がりやすい桑の木を使用しているのに対して、斧は堅い楢の木が使われています。

 この作業も墨付と同じように、シキ用板材2枚に対して行います。